こんにちは!神門鍼灸整骨院甲子園院です!
今回はストレートネックについてお話していきます。
ストレートネックを直訳すると「まっすぐな首」となります。『え?首ってそもそもまっすぐなのでは?』と思いがちですが、正常な頸椎(首の骨)は、実は緩やかにやや前方へカーブしているものなのです。
ではなぜカーブしているのかというと、それは頭の重さを支えるため。頭の重さは平均して5㎏前後、ボーリングの玉ほどありますが、このカーブのおかげで頭が身体の真上に位置することができ、首や肩の筋肉は必要最小限の力で、この重たい頭を支えることができるわけです。
つまり、ストレートネックとは、その首がカーブがなくなってしまい、首の骨がまっすぐな状態で固定化されてしまうことを言います。こうなると骨格の構造上、頭が前に出た形となり、ボーリングの玉ほどある頭の重さを支える首には大きな負担をかけることになってしまいます。
ストレートネックには2つのタイプがある!?
首のカーブがなくなり、まっすぐな状態で固定化してしまったストレートネックは大きく2つのタイプに分けられます。
ひとつは「筋性のストレートネック」。これはパソコンやスマートフォンを見続けるなど、猫背で機微を突き出した悪い姿勢を続けるなどしているうちに、筋肉がこわばり、それによってストレートネックになる場合です。
もうひとつは「骨性のストレートネック」で首の骨、つまり頸椎そのものが変形して起こるものです。頸椎が押しつぶされて変形したり、頸椎どうしの隙間が狭くなったりして、頸椎全体がまっすぐになってしまった状態です。
この「骨性のストレートネック」は、筋性のストレートネックが長く続いた末に、椎骨や椎間板に影響が出ることで生じます。
ストレートネックの原因は?
ストレートネックの原因は、首がまっすぐになってしまう悪い姿勢えを毎日あるいは長期間続けることにあります。悪い姿勢でまっすぐになるのはなぜでしょうか?
背骨は、首から背中、腰と骨盤につながっており、全体として緩やかなS字のカーブを描いています。このS字カーブは、身体を上下に動かすときに背骨にかかる負担を和らげる衝撃緩和装置としての働きを担っています。さらには、このS字カーブの真上に頭を置くことで、背骨にかかる負担も軽減される仕組みになっています。
ところが、デスクワークなどの座ったままの姿勢や、最近の私たちの生活に欠かせないパソコンやスマートフォンを見続ける姿勢が続くと、腰や背中が丸まり、自然と首が前方に移動、頭を前に突き出した姿勢になります。この時の背中から首にかけての背骨のカーブはまっすぐ、ストレートな状態になります。もちろん、これは一時的なもので、正しい姿勢に戻せば元の緩やかなカーブに戻り、ストレートネックにはなりません。けれども、首がまっすぐになってしまう悪い姿勢を毎日、あるいは長期間続けていくと、関節や筋肉がそのまま固まっていき、姿勢を戻しても背骨のカーブがまっすぐのまま戻らなくなってしまいます。これがストレートネックの大きな原因です。
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