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「なんとなく不調」の正体とは

2025/11/25

こんにちは 神門鍼灸整骨院甲子園院です⭐

「自律神経が乱れている」という言葉をよく耳にしますが、その実態を深く理解している人は少ないかもしれません。
自律神経は、私たちの生命活動を水面下で支える、まさに身体の「自動運転システム」です。

今回はそんな「自律神経」について書いていきます。

1. 意識の支配下にない、無意識の司令塔

自律神経の最大の特徴は、その名の通り「自律的」、つまり私たちの意識や意志とは無関係に働くことです。
「心臓よ、今すぐ動け!」と命令しなくても心臓が拍動し続けるのは、自律神経がコントロールしているからです。

この神経がコントロールしているのは、生命維持に不可欠な機能すべてです。
呼吸、心拍、体温調節、血圧、消化・吸収、そして免疫機能まで、私たちが眠っている間も、休まず調整し続けてくれています。

2. 「アクセル」と「ブレーキ」の完璧なペアワーク

自律神経は、正反対の性質を持つ2つの神経がペアになって働いています。
このペアワークこそが、私たちの身体を環境に適応させる鍵となります。

一つは、交感神経です。

これは車の「アクセル」に例えられ、活動・緊張・興奮モードを司る「闘いの神経」とも呼ばれます。
ストレスを感じた時や運動している時に優位になり、心拍数を上げ、血管を収縮させ、血圧を上げて、集中力や運動能力を高めます。
身体を「戦うか、逃げるか」の準備を整える役割があります。

もう一つは、副交感神経です。

これは車の「ブレーキ」に例えられ、休息・リラックス・回復モードを司ります。
食事中や睡眠中など、くつろいでいる時に優位になり、心拍数を下げ、血管を拡張させ、血圧を下げます。
消化吸収を促進し、身体の修復・回復を促す、重要な「休息と栄養補給」を行う役割があります。

健康な状態とは、この2つの神経が時間帯や状況に応じてスムーズに切り替わっている状態です。
日中活動するときは交感神経が優位になり、夜リラックスして眠るときは副交感神経が優位になる。
この見事なリズムが整っている限り、私たちは快適に過ごせます。

では、この完璧なペアワークのリズムが崩れてしまったら、私たちの身体には何が起こるのでしょうか。
自律神経の乱れは、病院の検査では見つかりにくい、非常に多岐にわたる不調を引き起こします。

1. 現代人が陥りやすい「アクセル踏みっぱなし」の状態

現代社会は、情報過多、人間関係、仕事のプレッシャーなど、絶えずストレスにさらされています。
これにより、本来リラックスすべき時でも交感神経が過剰に優位になりがちです。

過剰に交感神経が優位になると、身体は常に「緊急事態」や「戦闘態勢」だと誤認し続けます。
結果として血管は収縮したままになり血流が悪化し、心臓は必要以上に動悸を打ち続けることになります。
一方で、消化器系の動きは抑制され、消化不良や胃もたれが起こります。

その結果、「疲れているのに眠れない」「休んでいるはずなのに体がだるい」という、休息と回復が追いつかない深刻な状態に陥ってしまうのです。

2. 全身に出る「自律神経失調症」という名のSOS

自律神経は全身の臓器に張り巡らされているため、一度バランスが崩れると、特定の臓器だけでなく、非常に広範囲な不調として現れます。

まず、頭や顔では、血流のコントロールが不安定になり、脳や内耳への血流が乱れるために、頭痛めまい耳鳴り、立ちくらみといった症状が出現します。

心臓や呼吸器系では、交感神経の緊張によって心拍が上がりすぎたり、呼吸筋が硬直したりすることで、動悸息苦しさ過呼吸といった症状を感じやすくなります。

胃腸では、消化を司る副交感神経の働きが抑えられることで、腸の過剰な緊張や弛緩が起こり、吐き気食欲不振胃もたれ、そして下痢や便秘を繰り返す過敏性腸症候群のような症状を引き起こします。

さらに全身では、体温や血流の調節機能がうまく働かず、身体が常にエネルギーを無駄遣いしている状態になるため、強い倦怠感や疲れが取れない感覚、手足の冷え、異常な発汗といった症状が現れます。

そして、睡眠やメンタル面では、神経が高ぶり、脳がリラックスモードへ切り替えられないために、不眠(寝つきの悪さや熟睡感の欠如)や、不安感、イライラといった精神的な不調も伴います。

3. 「異常なし」の先に隠された真実

これらの症状で病院を訪れ、血液検査やMRIなどの精密検査を受けても「特に異常は見当たりません」と言われるケースが非常に多くあります。
なぜなら、自律神経の乱れは、臓器そのものの「器質的な病変」ではなく、「機能の異常」だからです。

しかし、これは「病気ではない」という意味ではありません。身体の調整システムがSOSを出している証拠です。
この不調を放置し、無視し続けると、うつ病やパニック障害などの精神疾患、あるいは本態性高血圧などの生活習慣病へと進行してしまうリスクがあるため、ご自身のSOSに気づき、生活習慣を見直すことが最も重要な第一歩となります。

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神門 甲子園院
兵庫県西宮市甲子園六番町16-8
0798-49-3777
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画像 この記事の筆者

神門鍼灸整骨院 甲子園院

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