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靴の状態と歩き方

2022/08/31

こんにちは!

神門鍼灸整骨院 甲子園院です!

フリー写真] 線路を歩く足でアハ体験 - GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集

みなさん、普段から自分が履いておられる靴をじっくりご覧になったことはありますか?

靴を上から見る機会は多いかと思いますが、それ以外の角度から眺めることはあまりないかと思います。

例えば「かかと側」、あるいは「靴の裏」、はたまた「靴の中の中敷き」などなど。

 

新品の時はきれいな状態ですが、履き古してきたその靴は今どのような状態になっていますか?

かかとの部分はすり減っていませんか?

靴底の一部だけがツルツルになっているかも?

中敷きのプリント、片方だけが消えていませんか?

 

実は靴の状態を一目見れば、その人の歩き方がバレてしまうのです!

今回はそんな靴と足に関するお話です😁

 

 

靴底のすり減り方

 

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歩き方のクセや歩き方の姿勢は靴底のすり減り方に現れていることが多く、

その状態を観察してみると、これから先に起こりうる足や身体のトラブルを一早く見つけることができます。

まずは一番わかりやすい靴底のすり減り方を観察してみましょう。

 

①踵の少し外側と、つま先の内側部分がすり減っている人

 

人の歩行動作というのは下記のような動きで行われています。

 

【踵の少し外側から着地】

【小指の付け根側に重心が移動】

【土踏まずに体重が乗る】

【親指の付け根付近に移動】

【最後に親指側のつま先で地面を蹴り出す】

 

踵のやや外側と、つま先の内側がすり減っているのであれば、足の裏全体で正しい重心移動ができています。

しかし、筋力低下や体重の増加、加齢などの様々な要因で身体のバランスが崩れてくると

歩き方は変わってしまうため油断禁物です。

 

②靴の踵だけすり減っている

スリッパやビーチサンダルで歩く時によく見られる、身体が起きた状態で足だけを前に出すような歩き方です。

足を前に振り出す時に踵を地面に擦っているため、踵だけがすり減ります。

足裏での体重移動も少なく、指先で蹴り出す動きも出来ていないため、

踵以外の部分はほとんどすり減らない状態です。

足の指、特に親指に体重が乗らないことで巻き爪になるリスクが高くなります。

また足裏の前足部に負担がかかることで、指の付け根あたりに痺れるような痛みを感じる中足骨骨頭痛や、

足の幅が広がる開帳足からの外反母趾内反小趾が心配されます。

 

③靴の外側だけがすり減っている

靴底の外側の踵から小指の付け根にかけてすり減るのは、

O脚またはつま先を開いて歩く外股歩きいわゆるガニ股歩きの人に多く見られます。

外股歩きは、何らかの理由によって身体の左右バランスが崩れている人の多くみられ、

無意識に左右のバランスを保とうとすることで、つま先をハの字に開いてしまいます。

歩行時には膝が外向きに出てしまい、足を振り出した時に靴底の外側を擦っているだけでなく、

脚の外側の筋肉を過度に使ってしまうため、O脚が進行しやすくなります。

現時点でO脚になっている方は足の外側だけで荷重移動が起こっているため、膝や股関節への負担がかかりやすく、

特に膝の内側へかかる負担は変形性膝関節症を引き起こすリスク要因となります。

 

④靴の内側だけすり減っている

靴底の内側の踵から親指の付け根にかけてすり減るのは

X脚またはつま先を内に向けて歩く内股歩きの人に多く見られます。

足が内側方向へ倒れてしまっているため足の内側だけに荷重が偏り、

足首や膝などの関節に負担がかかっている状態です。

この状態を放置すると、土踏まずのアーチが平たく潰れてしまう偏平足になる可能性が高くなり、

足裏の筋肉に過度な負担がかかるため足底筋膜炎につながるリスクも上がります。

 

➄つま先だけすり減っている

日常的にヒールの高い靴を履く女性に多いすり減り方で、膝が伸びておらず、

歩幅の狭いつま先歩きになっている状態です。

膝が軽く曲がったままの状態で中指の付け根辺りで着地し、足裏での重心の移動も少なくなると、

無意識にバランスを取ろうとして背中が丸くなる、

いわゆる猫背のような姿勢でペタペタと歩くような感じになります。

靴の踵だけすり減るパターンと同じく、足裏の前足部の負担が過度にかかるため、

開張足外反母趾内反小趾中足骨骨頭痛のリスクが高くなります。

また脚の筋力や運動能力が落ちるため、身体的疲労や猫背姿勢になりやすいこと事から

慢性的な肩こり・頭痛も起こりやすくなります。

加えてつま先が上がりにくいことで躓いたり、転倒の可能性も高くなるため注意が必要です。

 

⑥足指の付け根辺りだけすり減っている

足のサイズに合っていない大き目の靴をルーズに履いている人や、

ズルズルやペタペタとだらしない感じの歩き方の人にみられる歩き方です。

膝が曲がっている状態で足の裏全体で着地するために、姿勢は少し前荷重で猫背気味になりがちです。

足裏での荷重移動が少なく、指先での蹴り出しも出来ていないことで、

股関節や膝を捻るような歩き方のクセがあります。

または膝が外向きに開いたような歩き方をしていることもあります。

大きすぎる靴を履いている場合、靴の中で足が動いてしまうのを回避するために

指で靴を掴むような動きが続きすぎるとハンマートゥ

足裏の筋肉が過緊張を起こすと足底筋膜炎などのリスクが高まります。

膝が曲がった状態での着地や、膝や股関節を捻るような歩き方は変形性膝関節症を引き起こす原因になり、

膝が曲がった状態で膝が外向きに出ることでO脚の進行のリスクも上がります。

 

⑦左右が非対称にすり減っている

右と左の靴底のすり減り方が違う、片足だけが異常にすり減っているなどの場合は、

歩き方や靴に問題があるのではなく、以前に骨折や足に大きな怪我をしたことがある、

先天的に左右の脚の長さが違っているなどの可能性があります。

この場合は片側の足に過度な負担がかかっている可能性があるため、早目に対処することが必要です。

 

 

歩き方を矯正するには?

 

歩き方のクセを改善するために、以下の対策を行うことをオススメします。

 

靴の選び方と履き方

②正しい歩き方を意識する

③インソールを使う

 

 

①靴の選び方と履き方

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【つま先に1.0~1.5cmくらいの捨て寸のある靴】

靴と指先の間に余裕をもって、靴に当って圧迫されるのを防ぎます。

 

【基本的にひもの靴】

かかとを靴の後ろにしっかりつけて、つま先の方からしっかり締めて靴の中で足が動かないようにします。

 

【靴底が硬めで、指のつけ根部分だけが曲がり、かかと周りが硬くしっかりしたもの】

靴底の全体が軟らかいものや軽すぎる靴はかえって疲れるため、歩き方を改善するためには避けましょう。

かかと部分の構造はとても重要なので、選ぶ際は特に気を付けて見てください。

 

 

②正しい歩き方を「意識する」

ウォーキング イラスト素材 - iStock

【足の裏全体を使うように意識する】

【股関節・ひざ・つま先が同一方向になるように意識する】

【つま先をしっかり上げて、膝を伸ばして踵の少し外側から着地することを意識する】

 

 

③靴にインソールを入れる

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インソールを使用すると体重を支える足裏のアーチをサポートしてくれるため、体重を分散させることができ、

足の関節や筋肉にかかる負担を軽減します。

偏平足や外反母趾、内反小趾、足底筋膜炎などの足部のトラブルだけでなく、膝の痛みやO脚・X脚、

脚の疲労感やむくみ、腰痛や肩こりまで様々な症状を改善するためにとても有効です。

特に日常で長時間履いている靴へインソールを入れることをオススメします。

インソールの機能には様々な種類や特徴があるため、自分の足に必要な種類を選択しましょう。

当院ではインソールを多数取り扱っております!

足の状態や症状を伺い、ご自身に合ったインソールをご提案させていただきますので、

お悩みがある方、ご興味がある方はお気軽にお問合せください!

 

 

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画像 この記事の筆者

神門鍼灸整骨院 甲子園院

当院では、マッサージでは改善出来ない身体の不調をお持ちの方でも改善できる徹底した検査や技術、根本治療に自信があります! なかなか治らない症状にお困りの方は、阪神甲子園駅徒歩すぐの当院にぜひ一度お越しください!

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