みなさんこんにちは!
神門鍼灸整骨院甲子園院の津村です(^^)/
今日は「肩が痛くて上がらない」「痛みは落ち着いたのに動かしづらい」
そんな症状について簡単にお話しさせていただこうと思います。
「凍結肩」ってなに?
肩が痛くて腕が上がらない症状を、一般的に「五十肩」と呼びますよね?
実は、五十肩というのは正確な病名ではないのです。
明らかなきっかけがないのにも関わらず肩の動く範囲に制限があり、
痛みがある症状は、正しくは「凍結肩」と呼ばれる症状です。
世界的な病名は「フローズン・ショルダー」と呼ばれ、直訳して凍結肩と呼びます。
関節が凍ったように硬くなり、動きにくくなることから名付けられたと考えられます。
凍結肩と間違われやすい病気
40〜50代頃に発症しやすい主な肩関節周辺の症状の中で、
一番多いとされているのがこの凍結肩です。
この凍結肩と間違われやすいものとして、
腱板断裂、石灰性けん炎、変形性肩関節症などがありますが、
これらの症状は重複して起こることもあります。
問診や触診だけではこれらの病気の判別は難しく、
画像診断をしないと分からない場合もしばしばあります。
五十肩に関する間違った認識
凍結肩(五十肩)にはいくつかの間違った認識があります。
最もよく聞かれるのが「時間がたてば自然に治る」というもの。
以前は「自然に治る」とされていましたが、最近ではいろいろな報告から、
「適切な治療をしていても、完全に治るのは約50% で、
約40%の人には少しばかり可動域の制限が残る」とされています。
少し可動域制限が残っていても気にせずに生活している方もいますが、
このような方々がこの約40%に含まれます。
そして、残りの約10%の人は重症で可動域の制限が強く、
日常生活における動作に支障を来している人です。
凍結肩(五十肩)のもうひとつの間違った認識が、
「動かさないと固まってしまうから積極的に動かした方がよい」というもの。
100%間違っているというわけではありませんが、肩を動かしてはいけない時期、
ある程度は積極的に動かした方がよい時期、と時期によって対処法が異なってきます。
痛みがある時期に無理に動かすと場合によっては更に悪化してしまうため、
痛みがある時期に無理をして動かすのは気を付けましょう。
凍結肩の症状の経過
凍結肩の進行は次の3つの時期に分かれています。
①炎症期
「炎症期」は強い痛みを伴う時期です。
夜間の寝ている時に痛みが起こり、睡眠障害を起こす事もあります。
②拘縮期
炎症が落ち着いて痛みが軽くなる時期が「拘縮期」です。
痛みは少しづつ軽くなっているものの、肩が凍るように固まって動かしにくくなった状態です。
③回復期
炎症期と拘縮期には適切な治療を続けることで、動きも改善されて「回復期」に入ります。
それぞれの時期で適切な治療をすることで、早ければ2〜3か月で改善が期待できます。
間違った対処を続けていると、1年以上続くことも多いので注意が必要です。
当院では矯正治療や鍼灸治療をはじめ、様々な電療機器でお身体にあった施術を行います。
四十肩や五十肩でお悩みの肩は、ぜひ一度当院までお問合せくださいね(^^ゞ
西宮・甲子園・鳴尾地区で整骨院をお探しの方!!
猫背や腰痛、自律神経の問題、産後骨盤矯正は
【神門鍼灸整骨院 甲子園】にお任せください。
☎0798-49-3777