みなさんこんにちは！

神門鍼灸整骨院　甲子園院です！

「女心と秋の空」というように、秋は天候がコロコロと変わりやすい季節と言われています。

なんとなく雨の日は体調がすぐれないなど、天気によって健康状態が左右されるという方も多いかと思います。

今日はそんな天気と身体の関係についてのお話です(^^)/

気圧と自律神経

昔から、天気と身体の調子には深い関係があるといわれてきました。

しかし、現代の生活習慣によって「気象病」になりやすいような体質になったり、

局地的な大雨（いわゆるゲリラ豪雨）などの非常に極端なお天気が多くなってきたりすることで、

気象病の患者数は年々増加傾向にあると言われています。

また、「気象病」についての研究が進んだのはまだまだ最近のことなで、

近年この「気象病」が一般に認知されるにつれて、

「なんとなく感じていたあの不調は、天気のせいだったのかも！」

と自分の症状が気象病であることに気づく機会が増えたことも、患者数が増えている原因のひとつといえます。

気象病の主な原因は、気圧の変化。その変化が急なほど症状が強く出ます。

主に不調が出やすいのは気圧が低下する時ですが、稀に気圧が上昇するときに不調を訴える人もいます。

気圧が変化すると、人体はストレスを感じるため、それに抗おうとして自律神経が活性化されます。

自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は血管を収縮させて、

心拍数を上げて身体を興奮させる作用があります。

一方、副交感神経は血管を広げて身体をリラックスさせる作用があります。

この交感神経と副交感神経のバランス調整がうまくいかないと、さまざまな体調不良の要因となってしまうのです。

特に症状が出やすい季節は、低気圧が定期的に通過する春や秋、梅雨時、

そして台風が日本付近に接近する晩夏から秋にかけて。

まさに今この時季に気象病が起こりやすいのです。

では、気象病はなぜ起こってしまうのでしょうか。

気象病は「耳が敏感な人がなりやすい」と考えられています。

この「耳」とは「内耳」のことで、鼓膜の奥にある「かたつむり」のような形をした器官です。

内耳には気圧の変化を感じとるセンサーがあり、内耳で気圧の変化を感じると、

センサーでキャッチした気圧変化の情報が脳へ伝わり、自律神経系を活性化させます。

ここで内耳が気圧の変化に敏感に感じ取りすぎると、少し気圧が変化しただけでも、過剰に脳に情報が伝わり、

交感神経か副交感神経が過剰に活性化されてしまいます。

乗り物酔いしやすい人は気象病になりやすい？

気象病に悩んでいる人は、乗り物酔いにも悩んでいることが多いと言われています。

乗り物酔いをしやすい人は、内耳が揺れに敏感です。

気象病は内耳が気圧の変化という「揺れ」に敏感だと起こりやすいと考えられています。

では、気象病はどのようにして防げばよいでしょうか？

まずは、自律神経系のバランスを整える生活を送ることが大切です。

適度に身体を動かし、起きる時間はなるべく毎日同時刻にしましょう。

気象病を予防する方法

気象病に悩んでいる方は、下のマッサージを痛みの出ない程度の力で1日3回ほど行ってみてください。

（1）耳を上・下・横に5秒ずつ引っ張る。

（2）耳の横の部分をつまんで、軽く引っ張りながら後ろに向かってゆっくり5回ほど回す。

（3）耳の下に親指を当てて、上に人差し指を当てて上下挟むように折り曲げる。この状態で5秒キープ。

（4）耳全体を手で覆って、後ろに向かって円を描くようにゆっくり5回ほど回す。

ほかにも自律神経を整える方法は、

・お風呂にゆっくり浸かる

・気晴らしができる趣味を楽しむ

・腹式呼吸でゆっくり深呼吸を行う

などいろいろな方法がありますので、ご自身が取り入れやすい方法を行うことをおすすめします(^^)/

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